ＲＩＣＥ(ライス)処置の注意点

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ＲＩＣＥ(ライス)処置の注意点

ＲＩＣＥ(ライス)処置の注意点

2017年9月21日(木)

テーマ:: 健康コラム

応急処置としてＲＩＣＥ(ライス)処置やＲＩＣＥＳ(ライシス)処置は効果的ですが、

✳︎ＲＩＣＥ処置
安静・冷却・圧迫・挙上のそれぞれの英語の頭文字をとりＲＩＣＥ処置とう呼ばれる。
✳︎ＲＩＣＥＳ処置
ＲＩＣＥ処置に固定、又はサポートを追加した処置。

正しくすることが出来ないと逆効果になってしまいます。

R=安静
スポーツ現場や痛めた場所(部屋なのか、道路なのかなど)によって、二次災害に巻き込まれてしまう可能性がある場合は二次災害の起こらない場所に移動してから安静にするようにしましょう。

I=冷却
冷やす時間の目安は15分〜30分ぐらい
冷やす時間が短すぎると奥までしっかりと冷えないですし、冷やす時間が長すぎると凍傷など低温火傷の可能性が出てきます。
冷やすものとしては表面を水で濡らして霜をとった氷をビニール袋に入れて、痛めた部分を直接冷やすのがオススメです。
保冷剤などでは冷やす場合はタオルなどで覆ってから冷やすようにしてください。

Ｃ=圧迫
ＲＩＣＥ処置で一番気をつけないといけないのがこの圧迫です。
圧迫する際に強くし過ぎてしまうと、圧迫した部分より先に血液がいかなくなります。
そうなってしまうと最悪の場合、圧迫した部分より先の壊死が起こってしまう可能性があります。
それを予防するためには、圧迫した部分より先の部分を少し強めに指で押してみて、押した部分が白くなったままであれば血液の流れが悪くなっている可能性が高いので圧迫してるものを緩めるようにしてください。

Ｅ=挙上
痛めている部分を心臓よりも高い位置に持っていくことなのですが、痛めた程度によっては動かすことやその姿勢(患部を心臓より高い位置に置く姿勢)をとっていることがつらい場合もあります。
ですので、痛みがひどい場合は無理に動かさないようにしてください。

このような注意点があります。

特に圧迫は無理にしてしまうと本当に危険ですので、うまくできる自信がない場合は、

安静と冷却だけでも十分です。

また、出血している場合もアイシングなど冷却の仕方に気をつけないといけません。

ＲＩＣＥ処置は応急処置ですので、対処した後は医療機関に行くようにお願いします。