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土踏まずがないと直すべき?扁平足の痛み・靴選び・受診の目安

土踏まずの高さが異なる足を内側から比較した模式イラスト

「土踏まずがない」と気づくと、運動や矯正で形を変えなければと思うかもしれません。しかし、足の形だけでは治療の必要性は決まりません。大切なのは、以前からの形なのか、最近変わったのか、痛みや歩きにくさがあるのかです。この記事では、形を一律に直そうとする前に確認したいことを、子どもと大人に分けて解説します。

土踏まずが低くても、痛みがなければ問題とは限りません

土踏まずは足の裏の内側にあるアーチ状の部分です。この部分が低く、立ったときに足の裏が広く床につく足を扁平足と呼びます。扁平足は珍しい形ではなく、痛みや運動の支障がなければ、治療を必要としない場合があります。

鏡や足跡を見るだけで「悪い足」と評価しないことが大切です。同じような足跡でも、本人が困っている動作は異なります。長く歩いても気にならないのか、近所への買い物でも足が痛むのかという生活の情報を、足の形と一緒に考えます。

「土踏まずを作れば、膝や腰の悩みもすべてなくなる」という説明にも注意が必要です。足に気づいたことと、別の場所の痛みの原因が同じかどうかは、写真だけでは分かりません。困っている場所をそれぞれ伝え、必要な評価を受けましょう。

自宅で確認するなら、痛みを起こす検査を繰り返す必要はありません。以前から靴の中敷きが似たように減っていたか、最近になって片足だけ疲れるようになったかなど、普段の変化をメモします。アーチの高さを毎日測って合否をつけるより、歩きやすさの変化を記録する方が相談に役立ちます。

参考:NHS:Flat feet

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子どもの土踏まずは、発達と一緒に考えます

小さな子どもの足は、足裏の脂肪などにより土踏まずが目立ちにくいことがあります。日本整形外科学会は幼児期の扁平足について、痛みがないことが多く、成長に伴って変化すると説明しています。大人の足と同じ見た目でないことだけを、異常とは決められません。

立ったときは平らでも、座って荷重を抜くとアーチが見える柔軟な扁平足もあります。AAOSでは、痛みのない柔軟な扁平足に治療は通常不要としています。一方、硬く動きにくい足や痛みのある足は別に評価する必要があります。家庭で柔軟性を無理に試して診断しないでください。

保護者が確認したいのは、遊びや通園で困ることがあるかです。「走りたがらない」「足の同じ場所を何度も気にする」などがあれば、その場面を記録して相談します。単にほかの子と足跡が違うという情報よりも、本人の訴えと動作の変化を一緒に伝えると具体的になります。

靴や装具を使うかどうかも、年齢と症状に応じて考えます。成長途中のすべての子どもに矯正が必要というわけではありません。保護者の判断で強く締める器具を使う前に、痛み、左右差、足の動きについて整形外科で確認しましょう。医療者から経過観察と言われた場合は、再相談する変化も聞いておくと安心です。

参考:日本整形外科学会:幼児期扁平足/AAOS:Flexible Flatfoot in Children

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大人になって形が変わった足には注意が必要です

昔から土踏まずが低い人と、大人になって足の形が変わってきた人は、同じようには考えません。成人期の扁平足には、アーチを支える腱の機能低下などが関わることがあります。特に内くるぶしの下付近の痛みや腫れ、新たな歩きにくさがある場合は整形外科への相談を勧めます。

日本整形外科学会の成人期扁平足の説明では、進行に伴って足が硬くなったり、つま先立ちが難しくなったりすることがあります。ただし「つま先立ちができるから問題なし」と自己判定するものではありません。強い痛みがあるのに片足立ちを繰り返す必要もありません。

受診時には、いつ頃から変化に気づいたか、左右どちらか、靴が急に合わなくなったかなどを伝えます。以前の写真があれば参考になることがありますが、写真を探すために受診を先延ばしにしないでください。見た目の比較がなくても、今の症状から相談できます。

「歳だから」「立ち仕事だから」と、説明を一つに絞らないことも大切です。仕事の時間や歩く量は負担を考える材料になりますが、原因の確定には診察が必要です。医療機関では状態に応じ、立って体重をかけた画像などを用いて足の構造を確認する場合があります。

参考:日本整形外科学会:成人期扁平足/NHS:Flat feet

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靴や運動は、形の矯正より負担の調整から

靴はつま先が圧迫されず、足に合った幅とサイズで、安定して歩けるものを選びます。NHSは扁平足で困る場合の対策として、ゆとりのある低いかかとの靴や、必要に応じた中敷きなどを挙げています。高価なものを選ぶ前に、今の靴でどこが当たるかを確認しましょう。

インソールや運動は、症状や機能の改善を目的に使われることがあります。ただし、使えば必ずアーチの形が変わるとは限りません。「土踏まずができたか」だけで効果を評価せず、同じ距離を歩いたときの痛みや疲れ方など、自分が困っていたことを比べます。

例えば中敷きを相談するときは、普段履く靴を一緒に持参し、使用場面を伝えると話が具体的になります。通勤靴と運動靴では使い方が違うためです。使い始めて新たな圧迫や痛みが出た場合、我慢を続けるのではなく、選んだ医療者や専門家に調整を相談してください。

足の運動やふくらはぎのストレッチも、状態に応じた選択が必要です。痛みのある成人の足に、子ども向けの裸足遊びや運動をそのまま当てはめないでください。何を何回行うかより、今の足で行ってよいか、痛みが出たらどうするかを先に確認することが、安全に取り組むための準備になります。

足に合う靴と中敷きを確認する人のイラスト
靴や中敷きは、見た目の変化より痛みや歩きやすさを確かめて選びます。

参考:NHS:Flat feet/日本整形外科学会:成人期扁平足/AAOS:Flexible Flatfoot in Children

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受診の目安は、痛み・硬さ・歩行への影響です

足の痛み、硬さ、しびれ、歩きにくさがある場合や、片足だけ新しく平らになった場合は、医療機関で確認しましょう。足首や足を繰り返し痛めることも相談のきっかけになります。形の悩みであっても、生活に支障があるなら遠慮する必要はありません。

相談メモには、①年齢と気づいた時期、②左右どちらか、③痛む場所、④つらい動作、⑤試した靴や中敷きの順で書くと整理できます。「扁平足を直してください」だけでなく、「仕事の後半に内側が痛み、帰り道で休む」と伝えると、解決したい問題が共有しやすくなります。

症状がない方は、足の形だけを理由にすべての活動をやめる必要はありません。新しい変化が出たときに相談できるよう、自分の足の普段の状態を知っておきましょう。家族から形を指摘された場合も、本人の痛みや困りごとを確認するところから始めます。

かすが整骨院への相談時にも、医療機関での診断や装具の指示があればお伝えください。必要な診察や検査は医療機関で受けることが前提です。土踏まずの有無だけで良し悪しを決めず、足の変化と日常の動きやすさを基準に、次の対応を考えましょう。

医療者に足の形や症状を相談する場面のイラスト
年齢、以前からの形かどうか、痛みの場所を伝えて相談しましょう。

参考:NHS:Flat feet/日本整形外科学会:成人期扁平足

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編集:かすが整骨院ブログ編集(AI支援)/情報確認日:2026年10月3日。画像は説明用イラストです。

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