手のしびれ・いたみが生じる疾患『手根管症候群』

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手のしびれ・いたみが生じる疾患『手根管症候群』

手のしびれ・いたみが生じる疾患『手根管症候群』

2013年2月19日(火)

テーマ:: 健康コラム

私たちの手には、正中神経、橈骨神経、尺骨神経という三本の太い神経が通っています。手のしびれや痛みの多くは、これらの神経が筋肉や体のゆがみにより圧迫されて起こります。
正中神経は、手首の手のひら側にある手根管というパイプのなかをとおっています。その中には正中神経とともに指につながる腱も通っています。家事や育児、パソコンで手を酷使すると、この腱が炎症をおこして膨張します。その結果、同じパイプを通る正中神経が圧迫され、正中神経により支配される、人さし指、中指、薬指にしびれや痛みが生じてしまいます。手根管症候群を放置すると、親指にも症状が広がり、その部分の筋肉が萎縮され進行すると親指と小指をつけることも難しくなり、指でＯＫマークをきれいに作れなくなります。
症状が軽いうちであれば、手を休めることで改善されていきますので、御家族に協力をもとめ、家事を分担させ手を酷使しないように心がけましょう。