交通事故による「むち打ち症」は早期に施術を受けることが大事です。

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交通事故による「むち打ち症」は早期に施術を受けることが大事です。

交通事故による「むち打ち症」は早期に施術を受けることが大事です。

2024年3月22日(金)

テーマ:: むち打ち | 交通事故

年度の変わり目や長期休暇の時期は、
普段、車を運転しない方が運転をすることもあるため交通事故が増える時期でもあります。

交通事故はご自身で気を付けていても周りの影響で起きてしまうこともあります。

Table of Contents

交通事故による症状とは

交通事故に遭ってしまった際、どのような症状が出るかといいますと、
①むち打ち症(頚椎捻挫・外傷性頚椎症候群)
②捻挫・打撲・脱臼・骨折などの外傷
③筋肉の凝りや張りが強くなる
④ダルさや倦怠感・脱力感が出る
⑤吐き気や耳鳴り・めまい・食欲不振が出る
等の様々な症状が出ることがあります。

むち打ち症とは

交通事故の際に最も多くみられる損傷で、
症状や状態により5つに分類(土屋の分類)することが出来ます。

むち打ち症(むち打ち)と一般的に浸透しておりますが、
ぎっくり腰や四十肩、五十肩と同じく、
正式な傷病名ではなく、一般的な俗称です。
病院で診断を受けると「頚椎捻挫」や「頚椎挫傷」、「外傷性頚部症候群」と傷病名がつきます。

むち打ち症の5つの分類とは

①頚椎捻挫型
むち打ち症の分類の中で最も頻度が高いもので、
むち打ち症のうち約7割を占めていると言われています。
過度に伸長されることで、首の関節(頚椎)を支えている靭帯や軟部組織などが損傷しまった状態です。
首や肩に痛みや突っ張り感が出たり、首の関節の可動域が低下を引き起こします。

②神経根症状型
脊髄から出ている神経の根本(神経根)で圧迫や損傷されることで症状が起こるタイプです。
神経の圧迫や損傷により症状が出ているので、
その神経の支配領域にしびれや放散痛、感覚障害などが起こるのと、
筋力低下も引きおこることが多いです。
痛みとともにダルさを感じる場合も神経根症状型を疑うこともあります。

③バレ・リュー型(Barre-Lieou型)(バレルー型やバレールー型などと呼ばれていることもあります)
交通事故の衝撃により交感神経の過緊張や椎骨動脈の循環障害などの影響により発生するといわれております。
自律神経の乱れによる症状が特徴です。
頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気、倦怠感などの身体的な症状もありますが、
ほかに食欲不振や不眠などの睡眠障害など精神的な症状も出ることがあります。

④神経根症状型＋バレ・リュー型
神経根症状型とバレ・リュー型の混合型です。
放散痛やしびれ、感覚障害などの神経症状と
頭痛やめまい、吐き気、不眠、食欲不振などの自律神経による症状が
混在して起こる状態です。

⑤脊髄症状型
背骨にある脊柱管という管の中にある脊髄が損傷したものです。
土屋の分類ではむち打ち症の中の1つとして入っていますが、
実際の現場ではむち打ち症として扱われることはなく「脊髄損傷」として扱われます。
手足のしびれや感覚異常、こわばり感が出現したり、重度の症状では歩行障害や排泄障害などの障害を引き起こします。
脊柱管狭窄症や黄色靭帯骨化症、頚椎症などを持っており、
頚部で脊髄を圧迫しやすい方が交通事故に遭うことで発症しやすいと言われております。

以上の5つのになります。

交通事故の症状はすぐに出ないこともあります！

上記のようなむち打ち症の症状や交通事故による症状は、
交通事故直後の興奮や驚き、緊張などの影響により交感神経が興奮してしまいあまり痛みや違和感を感じることが出来ず、
時間が経ち交感神経が落ち着いてから痛みや違和感などが出現することが多々あります。

損傷してから日にちが経つと筋肉の緊張が強くなったり、
知らず知らずのうちに痛めた部分に負担をかけてしまうため痛みや違和感などの症状の改善に時間がかかってしまいます。

ですので、
交通事故に遭ってしまった場合はできるだけ早く病院やクリニックできちんと診察をおススメします。

その後は早期回復に向けて、
病院やクリニックでリハビリを受けるか、
整骨院や鍼灸院などで施術を受けることが大事です。

当院でも交通事故に遭われた方に対しての施術をさせていただいております。

むち打ち症や捻挫、打撲などの交通事故による損傷でお悩みの方は当院までご相談ください。