腰痛と高齢者

高齢者の腰痛の原因は加齢によるもの、つまり老化だと考えられがちです。

高齢だから腰痛が出ても仕方がないと諦められてしまう方も少なくありません。

しかし、腰痛の起こるメカニズムも、腰痛の痛みの感じ方も、若い人であろうと高齢者であろうと違いはありません。

基本的には間違った姿勢を続けたことによる背骨や筋肉の歪みが原因になっている場合が殆どです。

ですから、体の歪みを矯正すれば、高齢者であっても腰痛の痛みを解消することは可能です。

もちろん、高齢者の場合は骨や組織がもろくなってしまっているので、矯正する際には細心の注意が必要です。

けれど、優しく肌に触れたり、指を乗せたりする位の力でも、十分に体の歪みを矯正することができます。

間違っても腰や背中を力ずくで押すようなマネをしてはいけません。

そういった点さえ気をつければ高齢者も治療して痛みを解消できます。

そして、生活習慣にも改善が必要になってきます。

年齢と共にどうしても筋力は落ちてしまうものです。

その結果背骨を支えきれず、体の歪みを引き起こしてしまう場合もあるので、簡単な運動を日常生活の中に取り入れてみましょう。

例えばエレベーターを使わずに階段を上ってみるとか、近所を散歩がてら歩いてみるとか、そういったちょっとした運動で構いません。

日々積み重ねて行くことで筋力の衰えを緩和していくことができます。

日々の生活の中の運動と、専門家による整体によって、腰痛の無い元気な生活を手に入れましょう。